世の中の有り様がどんどん変化している中で、ここ2、3年『波動』という言葉に触れることが多くなったのではないでしょうか?
また、波動測定という類いのものも世の中に多く出回るようになりました。そのほとんどの波動測定器は、クリック一つで測定ができるコンピューター自動測定のものが主流です。
しかし、あえて当院ではオペレーターが手動で行うマニュアルタイプのKTS-PRO波動測定器を導入しています。
その理由は、機械にすべてお任せする測定では何か物足りない。と感じたからです。
私はKTS-PRO波動測定士でもありますが、これまで鍼灸師としてアーユルヴェーダや鍼灸治療などの施術で、皮膚に触れた感覚と自分の五感から得た情報をもとに、それらをフィードバックする治療を行ってきました。
だからこそ、クライアント様の想いや要望といった顕在意識の奥に在る真我の言霊を感得するために、オペレーターの『手』で潜在意識を掘り下げていけるKTS-PRO波動測定器は、格別な手応えがあります。
波動測定と伝統医学は好相性
波動測定士としての経験も積むにつれて、もともと中医学を専攻して学んできている背景から、経絡波動や病状を把握する八綱弁証、体内の気血水の病的な状態を把握する気血津液弁証など、
中医学的な情報分析を加えることで身体と意識を包括する波動測定ができることを発見したことから、当院ならではのオリジナルな測定法も確立しました。
その中で今回は、身体の中を流れる氣の通り道=経絡の『心包経・しんぽうけい』についてお話しましょう。
経絡波動に表れるメッセージ
心包経は、手の内側に流れる経絡で、労宮という手のひら《掌》に在るツボと繋がっていてます。
合掌という手の動きは左右の労宮を重ねる姿、その心理は心・想い・祈りを伝えるときであり、心の働きと深く関連しています。
心包経は、心臓つまりハートの働きを助けて、ハートを守る役目がある「心包」に繋がる経絡。
波動測定で心包経に異常反応が表れる場合は、クライアント様が強く心を痛め続けてきたトラウマがあったり、ハートが引き裂かれるような体験が関連している場合に測定されることが多いのです。
先日のクライアント様の測定でも、心包経に強く反応が出ました。その方は、いつも笑顔でニコニコされてますが、心包経の反応から、言うに言えない心労があることをキャッチしました。
波動カウンセリングの場面で、その測定結果からご自身では無意識であっても、胸に手を当てれば自ずと涙が流れてしまう自分の隠されていた姿を顕在意識でやっと認めることが出来たのです。
『もう、泣いてもいいよ』やっと、自分に許可できたことで、こんなに涙が出てくる自分なんだ‥と
我慢だらけで生きてきた自分を労わることの大切さに気付かれたのでした。
身体と心を労わるケアを
経絡は、身体と意識のあいだを繋ぐもの。実際に身体に症状がなくても、経絡の異常を放置し続けることで、いずれ肉体にまで影響が表れてしまいます。
肉体を痛める前に、先手を打つことが未病対策に繋がります。
心包経の『経』とは経絡のことで、つまりはエネルギーの通り道を示します。
そのエネルギーの情報を読み取るKTS-PRO波動測定と、氣(エネルギー)を取り扱う東洋医学の施術とのタイアップで、潜在意識の奥底にある傷を癒し、鍼灸治療で経絡から身体のフォローをする。
身体と心と潜在意識を包括したケアをしていきましょう。