頭痛について《ズキズキする痛み》

 

 

4人に1人が頭痛に悩んでいるという「頭痛」

頭痛といっても、痛み方や痛む場所は様々です。

 

頭痛は、一次性頭痛(機能性頭痛)と二次性頭痛(症候性頭痛)に分類されますが、二次性頭痛の中にはクモ膜下出血をはじめとした生命にかかわる多くの疾患が含まれているため、症状を見極めることが重要です。

 

今回は頭痛の中でも「ズキズキする痛み」についてお伝えします。

東洋医学では、痛みが生じるときは「不通則痛」といって、気血水の通りが悪くなっていると考えます。

 

「気」の問題なら、張ったような痛み

「血」の問題なら、刺すような痛み

「水」の問題なら、鈍い痛み

 

頭痛が起こるとき、どこが痛みますか?

他に気になる症状はありますか?

どのような時に痛みますか?

また、どのようなときに楽になりますか?

 

首こりや肩こりが酷い方や、首肩まわりの筋肉がゴリゴリとしているのであれば、頭に通じる血の巡りが悪くて頭痛が起こりやすい身体の環境と言えます。

さらに後頚部に赤いシミがあれば、要注意です。

これは、脳血管障害のリスクが高まっていますので、できるだけ早めに脳の血流改善のケアをしましょう。

 

自分で後頚部をチェックすることは、なかなか出来ませんが、後頚部にシミを見つけるケースは少なくありません。

当院では、後頚部のシミを発見した場合には、鬱滞している血液に対して「吸い玉カッピング刺絡治療」で素早く対処します。

マッサージでも鍼治療でもない特殊な対処法で、頭痛を丸ごと身体の外へと追い出すような即効性がある施術です。

 

日常生活に差し支えるほど激しい頭痛に悩まされ、毎日鎮痛剤が手放せなかった方が、当院の「血液の浄化コース」の施術後から、

これまで肌身離さず持っていた鎮痛剤を忘れて外出するほどになり、今は頭痛から解放されて快適に過ごされています。

 

痛みの根元である鬱滞している血液が処置できたからです。

 

温めるだけではなかなか治らない。

夜間に痛みが強くなる。

痛む場所がずっと同じ。など・・・

 

何かご自身で感じるパターンがあったらカウンセリングでお聞かせください。

より良い治療のヒントになります。

 

また、イブプロフェンやロキプロフェンなどが配合された薬で痛みをしのいでいる方は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の長期服用のリスクも考慮する必要があります。

薬物乱用頭痛といって、頭痛を治すために薬物治療をしていても、それらが更なる頭痛を起こすこともありますし、心臓への影響も否定できません。

 

東洋医学やアーユルヴェーダといった伝統医学の得意技は、痛みをごまかすのではなく、痛まない身体にすることです。