素焼きの陶器を用いたお灸は、ぽかぽか陽射しを浴びるような心地良さ。
自然界の火のエネルギーによるの遠赤外線温熱作用で、カイロやホットパックで表面を温めるより、また一段と奥深く染みる温もりです。
アーユルヴェーダでは消化力のエネルギーをアグニ(火のエネルギー)といい、健康のために最も重要なのは「アグニの正常化」と言われます。
アグニが弱ると消化力が低下します。すると未消化物がアーマ(体内毒素)となって、倦怠感・眠気・胃が重い・舌苔が厚くなる・便秘・ガスが溜まる・空腹感を感じないといった症状を引き起こしていきます。
そのような身体の不調に、うたたね灸でお腹を温めると、内臓の働きが良くなり消化力をアップさせてアグニの正常化を助けるのです。
アーマ(体内毒素)のデトックスも大切ですが、弱まっているアグニをお灸(火のエネルギー)で高めて消化力をアップするフォローも、症状改善と良質な血液を作るために大切なことです。
うたたね灸は、暑い季節には冷たい飲食物やエアコンなどで、冷えた胃腸や身体を内臓から温める。また寒い季節には、かじかんで縮こまった身体をゆるませる温かさ。
一年を通して、冷え性・身体の緊張が強い・婦人科疾患・運動不足・浮腫み・気力低下などにお悩みの人にお勧めです。
皮膚の上に直接乗せるお灸でないため、熱さが苦手な方にもお勧めです。
