アーユルヴェーダにおける第4のドーシャとは?

 

 

一般的にアーユルヴェーダの施術前には、体質診断「ドーシャチェック」が行われています。

 

人体を構成する生命エネルギーをドーシャといい、ヴァータ(風のエネルギー)・ピッタ(火のエネルギー)・カファ(水のエネルギー)によって心身を構成すると考えられています。

 

「ヴァータ・ピッタ・カファ」といった3つを述べる他に、実はもう一つ重要なドーシャがあります。

 

「ラクタ(血液)」です。

 

アーユルヴェーダの医学古典書であるスシュルタ・サンヒターには、第4のドーシャとして「ラクタ(血液)」があると記してあります。

 

身体を滋養し健全に保つために必要なラクタ(血液)。

 

古代インドの外科医であるスシュルタは、ラクタ(血液)もドーシャの一つとして捉えていました。

 

ラクタ(血液)は体内をくまなく循環するがゆえに、病的な症状を進展させる媒体として全身に拡散させる恐れがあり、

さらにはヴァータ・ピッタ・カファの各ドーシャと共に悪化して、さらなる病的な症状に発展することも起こり得ることを示唆していたのです。

 

だからこそ、外科医のスシュルタはラクタ(血液)を浄化させることを重要視していました。

 

現代人こそ、ラクタの浄化が必要

 

現代の私たちを取り巻く日々の環境こそ、ラクタ(血液)を汚染するもので溢れています。

 

化学物質、電磁波、RNAワクチン、大気中からの有機金属 etc・・・

影響を受けずに暮らすことの方が難しい世の中です。

 

これらはピッタ(火のエネルギー)を刺激するものであり、それによって起こる身体組織の慢性炎症はラクタを悪化させます。

 

神々の医師といわれるアーユルヴェーダ の神「ダンヴァンタリ神」は4本の手で描かれます。

 

各手に持っているものは、不老不死の薬であるアムリタが入った壺・ほら貝・円盤(チャクラ)、そしてアーユルヴェーダの聖典またはヒル。

 

ヒルとはミミズに似た吸血動物で、人間の汚れた悪血だけを痛みもなく吸う不思議な生き物です。

 

古代では、汚れた血液を除去させる目的の施術法として、十九世紀頃まで医師はヒルを患者の身体に這わせて瘀血を処置していました。

 

ラクタから健康になるアーユルヴェーダ

 

病気の根元は、汚れた血液。

 

瘀血を体内に留まらせてはならないことを、古代から分かっていたのです。

 

アーユルヴェーダの神であるダンヴァンタリ神が、ヒルを手にしているお姿。

 

今こそアーユルヴェーダの智慧の真価が発揮されるときではないかと感じています。

 

当院ではアーユルヴェーダ の「ラクタ(血液)の浄化法」として、特殊な鍼治療を用いることで、汚血処置が画期的に行える体制が整っています。

 

この様な血液浄化のアプローチは、様々な症状の根元に向けた改善策であり、アトピー性皮膚炎など皮膚のトラブルへも好影響を及ぼします。

 

*ラクタのケアが受けられるメニューはこちら