今年も秋の兆しを感じ、これから冷え性のような症状がでるかもしれないという不安から、当院での治療を希望するお問い合わせがありました。
去年の暮れから、これまでにはなかった手足の先の冷えが気になり、病院に行くと自律神経の問題ではないかといわれ、自分なりに運動をしているがなかなか変化がみられないようです。
いまは、冷えはないけれど足の裏が火照る感覚があり、不快とのこと。
血液の巡りが悪いのか、自律神経の問題なのか。
今年は他にもいままでにない不調が出てきているので、一度身体をしっかりと立て直したいというご要望です。
身体の毒素をデトックスするために
西洋医学では自律神経の問題ではないか?という診断。
では、東洋医学ではどのように診るのだろう?と掛け持ちで来院されるケースはよくあります。
当院の場合は、東洋医学やアーユルヴェーダの視点で捉えていきます。
この方の身体の様子を診ると「痰湿」という粘り気の強い毒素が溜まっているようで、体内毒素が手足の冷えなどといった身体の不調に強く影響しているのが伺えました。
しかし、体内に蓄積している毒素を排出させるための内臓の力と気力が弱まっている。
この状態では、毒素の排出=デトックスは難しいため、内臓の働きをサポートする鍼やお灸のケアを加えました。
一般には、デトックスティーなどデトックスにちなんだ商品が多く出回っていますが、不調が発症している場合は、このように体内毒素を排出できる身体の状態に整えることも大切です。
自律神経を整える鍼灸治療
また、これからの時期は、秋分の日から自然界の陰陽のエネルギーが少しずつ陰にかたむいていく時。
私たちは、そのような目には見えない自然界のエネルギーと同調して生きていて、身体では自律神経を介して陰陽バランスを調整しますが、
YNSA(山元式新頭針療法)などの鍼灸治療は、それらの調整がスムーズに行えるようなサポートが得意です。
さらに、当院の特長としては冷え性には血液デトックスのアプローチを併用します。
手足末端にある「井穴」というツボは自律神経の調整に効果がありますが、さらにそこに特殊な鍼をして、指先に溜まった古くて冷えた血液をデトックスする「刺絡治療」が、特に頑固な冷え性には効果テキメンなのです。
東洋医学やアーユルヴェーダが得意な冷え性ケア
手足の冷え症は、毒素で汚れた血液=古くて冷えた血液が停滞している状態。
そのため、外部から温める工夫だけでは根本的な改善は難しいでしょう。
刺絡治療とアーユルヴェーダによる血液デトックスを施すことで、新鮮で温かい血液が運ばれやすくなり、指先は冷えにくい状態となります。
また、井穴には自律神経を調整する作用があり、血管の拡張と収縮の調整など様々な身体の陰陽スイッチを快適な状態にする。
こうした鍼治療のアプローチで、身体の元気を運ぶ新鮮な血液を動かして、手足の末端までくまなく血液が巡れば、身体の冷え性対策だけでなく、慢性疲労や倦怠感の改善にも繋がります。
冷え性に悩んでいる、本格的なデトックスがしたい、美容や健康のためにも血液をキレイにしたい人。
当院の血液の浄化コースがおすすめです。
