献血もデトックスしたことになる?

 

 

献血をするのも、血液デトックスになるのでしょうか?というご質問がありました。

 

体力と筋肉があり充分な血液量があれば、献血で血液を放出することで、体調が良くなる場合もあります。

 

しかし、体力がない方や貧血の方の場合は、そもそも献血ができなかったり、できたとしても血液が不足して体調を悪くすることもあるため、万人向けのデトックスとは言い難いです。

 

本格的な『血液デトックス』を目的とするなら、体力気力を考慮しながら毒素で汚れた不要な血液のみを効率よく浄化する方法がおすすめです。

 

私たちが健康であるために大切なのは、身体の隅々まで新鮮で豊富な血液が巡っていること。

 

ところが、毒素で汚れた血液は、血管内でかたまり=瘀血(おけつ)となり、血流を滞らせてしまいます。

 

これが、『万病の元』となり、筋肉にあると肩こりや腰痛、関節にあると関節痛、内臓にあると機能低下や腫瘍、頭にあると頭痛や脳血管障害など、ありとあらゆる病気の引き金となるのです。

 

当院の血液の浄化コースは、万病の元となる瘀血を体外へ排出させることを目的とした吸い玉カッピング刺絡治療がコース内容に組み込まれています。

 

アーユルヴェーダのオイルマッサージなどのオイル療法は、これら瘀血をデトックスしやすくするための前処置として必要なステップ。

 

当院ではアーユルヴェーダ式オイルマッサージを施した上で、吸い玉カッピング刺絡治療による血液デトックスを行います。

 

献血の場合は、体重などの個人差や目的によって約200~400ml程、おおよそペットボトル1本分ほどの血液を抜くため、負担がかかることを考慮した上で、献血が可能な年齢・体重・血圧などの基準が設けられています。

 

それに対して、吸い玉カッピング刺絡治療の場合は身体に不要な汚れた血液のみがターゲットなので、献血よりも約10分の1程度の排出量です。

 

そのため、よほどのことがない限り治療の直後に貧血を起こすことなく、末梢の毛細血管に詰まった微細な血栓をクリーニングできます。

 

<献血と吸い玉カッピング刺絡治療の違い>

 

献血:大きな静脈から身体に必要な血液を放出する

吸い玉カッピング刺絡治療:毛細血管から身体に不用な汚れた血液に的を絞って、治療として少量排出する

 

吸い玉カッピング刺絡治療を定期的に受けていくことは、献血を必要としている方にキレイな血液を提供できるたけでなく、ご自身の病気を防ぐ未病対策、さらにはアンチエイジングにも有効な方法なのです。